吃音改善トレーニング
吃音改善のトレーニングとして有名なものには、1956年に花沢研究所を設立して吃音のトレーニング方法の考案に取り組んだ、花沢忠一郎研究所長のメソッドが現在でもなお有効です。このトレーニングでは、特に大人の吃音者においては多くの改善例が報告されています。
花沢研究所の吃音トレーニングの特色は、吃音にともなう心理的な恐怖や不安を取り除き、克服するという点に重点が置かれている点です。そのトレーニングの第1番目には、人をのむ心構えというものがあります。これは吃音者には引っ込み思案、恥ずかしがり屋でありながら、見栄っ張りが多いという事実に注目したもので、話す時には相手の目を見て、劣等感を忘れて話すことが重要だとされています。
花田研究所の吃音改善トレーニングでは呼吸法にも触れており、やはり腹式呼吸法の有効性を強調しています。また実際の呼吸の方法に関しても細かな規定を設けて効率良く練習できるようになっています。
またストレッチなど筋肉を柔らかく保持することの重要性に触れている点も、この吃音トレーニング方法の優れた点です。実際に吃音者は体がこわばり、筋肉や筋などが固くなっている場合が多く、こうした緊張を改善することで精神的なリラックス効果も得られることになります。
実際の発音に関しては、息を十分に吸い、ゆっくりと息を吐きながら会話の第一語を始めるように指示されています。また朗読練習や会話練習などは繰り返して行うことが重要だとされています。会話の途中での息継ぎも、流暢な会話には欠かさないものです。さらに早口になることを充分に警戒するようにとも言及されています。
最後にこのトレーニング方法では、吃音に悩んでいることを思い切って周囲の人に打ち明けるようにすすめています。こうした悩みは性質こそ異なっても、多くの人が同じように抱えていることだからです。
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